余った充電用USBポートの使いみち→充電器製作

いきさつ:

Ankorの10ポート充電器の追加購入で手持ちのガジェット類の充電が捗るようになりましたがUSBポートが余っているためガジェット以外のもので充電できるものがないか検討してみました。

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なぜ電池の充電器?:

  • ACコンセント口を占領する専用充電器に対して前々から不便さを感じていた
  • USBの電源供給能力(5V 500mA~)でも十分使い物になるのでは?
  • 市販ものがほとんどない
  • スマホのスペアやデジカメ用取り外し可能な電池単体を充電したい
  • ワイヤレスキーボードやマウスの電池を充電したい

USBで充電するリチウムイオン充電器:

仕様:

  • 充電電圧:約4.2V(3.7V 1セル用電池が充電可)
  • 充電電流(約400mA)

材料:

レシピ:

  1. 改造土台の充電器の蓋をあけて基板を取り出す
  2. AC100V入力からAC/DCコンバータ部の回路を取る
  3. 基板を元の場所に戻して蓋を閉める
  4. USB Aオス-BオスケーブルでUSB充電器と本リチウムイオン充電器を繋ぐ

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解説:

  • 改造元充電器の構成
    • AC100V->DC5Vの電源回路
    • DC5V入力から充電する充電回路
    • 充電用ICにはHT3582Dを使用
    • 外部機器充電用にUSB Aメスコネクタ付きで内部のDC5Vラインに直結されている
  • 改造内容
    •  AC100V->DC5Vの電源回路を取る(電源回路出力側からDC5Vが印加されるの防止)

USBで充電するニッケル水素充電器:

仕様:

  • 充電電圧:約2.8V(2直2パラ、2個単位で充電)
  • 充電電圧(約1.4V/1個)→低電圧充電なので充電遅い

材料:

  • 改造土台の充電器:ケンコー KE-101(ただの筐体と端子のみ部品取り、同等品使用可)
  • DC/DCコンバータ(5V入力 2.8V500mA出力可能なもの)
  • 抵抗 1Ω 1W以上(精度は5%品でも十分)
  • 必要に応じてヒューズ類

レシピ:

  1. 改造土台の充電器の蓋をあけて基板を取り出す
  2. AC100V入力からAC/DCコンバータ部の回路を取る
  3. USB AオスケーブルをDC/DCコンバータに取り付ける
  4. DC/DCコンバータを2.8Vに調整
  5. 1Ω抵抗を介してDC/DCコンバータ出力と電池端子を接続
  6. 基板を元の場所に戻して蓋を閉める
  7. USB Aオス-BオスケーブルでUSB充電器と本リチウムイオン充電器を繋ぐ

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解説:

  • 改造元充電器の構成
    • AC100V->DC2.8Vの電源回路
    • DC2.8V入力から充電する充電回路
  • 改造内容
    • AC100V->DC2.8Vの電源回路を取る(電源回路出力側からDC5Vが印加されるの防止)
    • AC/DCではなくUSB 5V入力のDC/DCに置き換える形で改造する
    • 回路構成が簡単な定電圧充電回路

既成品の改造ばかりやってないでたまには1から物作ったらどうかにゃ~?

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